ドラゴンクエストビルダーズ
アレフガルドを復活せよ
メーカー:スクウェア・エニックス
開発:トーセ、アルテピアッツァ
機種:プレイステーションVITA
発売年月日:2016年1月28日
価格:5980円
ジャンル:アクションRPG(サンドボックス)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
8 9 5 8 8 8 8 81
プレイ時間…50時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・本家のマインクラフト譲りの時間ドロボウっぷりは健在。没入度が非常に高く、連続数時間が簡単に吹っ飛んでしまう程に熱中してしまう。作業ゲーが好きなプレイヤーさんは特に引き込まれる事必至。

・ドラクエならではのアレンジ具合が絶妙。ありきたりな言い方をすれば『いいとこ取り』が実に巧い。ドラクエはそもそものナンバリングの本流作自体も海外の有名RPGを日本人に合うようにアレンジした物だと思うが、そのアレンジの巧さは今回も健在と言ったところか。

・マインクラフトに比べると導入部分が非常に親切で分かりやすい。マイクラ経験者にとってはやや窮屈だろうが、サンドボックス系のゲーム全般、全体的に説明不足な感があるだけに、本作のこういう配慮が行き届いてるのがありがたいと思える。

・意外とシナリオやテキスト部分にも力が入ってて、ドラクエ派生作としては過去トップクラスの力のこもり様。テキストも堀井節全開で毒とかトゲとか入りまくりなのがドラクエ好きにはたまらない要素とは言えそうな。アホくさい方向に特化してるので好みは分かれそうだが、個人的には好き。

・マイクラ+ドラクエで順当に『サンドボックス+RPG』要素は入っている上に、更にタワーディフェンス的な要素も組み込んである。良いとこ取りで色々楽しめるし、蛇足的にもなっていない点はナイス。

・ロードに関しては万事に渡ってほぼ待ち時間ナシなのは嬉しい。セーブには時間がかかるが、それ以外に関しては近年のゲームとしてはトップクラスの出来かと。
ダメですばい。
・操作性だとか快適性の部分は正直期待した程でもない…というかむしろ悪い。特に狭い地形で頻繁にめり込むカメラが非常にヘボい。建物の中だとまるで確認できず、屋根のある場所が見づらくて仕方がない。その都度カメラリセットすれば何とかなる事もあるが、ダメな狭い場所での融通の利かなさは何とかしていただきたい。

・スライム以外の敵からのドロップ率がやたらと低く、必要な素材を集める作業が苦痛に感じる。ここは別にもっとマイルドでも良かったと思うのだが。

・戦闘はかなり単調で悪い意味で作業的。よくも悪くもアッサリしていてアクションとしての手応えもRPGとしての面白さも希薄な印象はある。あと、武器のリーチがやたらと短いクセに敵に触るだけでダメージを受けてしまうので、無駄にダメージがかさむのが地味にストレス。接触ダメージって要らなかったんじゃないかなぁ。

・目標が逐一提示されるのはありがたいのだが、全体的に露骨なお使い要素が多い。これも悪い意味でのお使い路線に拍車をかけてる感あり。

・敵の襲来モードで自分や味方の攻撃にも破壊判定があるので、建物や罠を壊しまくってしまうのがナントモ…。これ、襲来モードの時は破壊判定ナシにできるとかすれば良かったのでは?

・データ量が重いのは理解できなくもないが、正直なところ、セーブにかかる時間はやや長い。

・フリービルドモードではランダムでCOMプレイヤーが村にやってくるが、台詞が本編のキャラと違って少ないので、なんか味気なかったり。
感想ですけん。
 『マインクラフトのドラクエ版』なんだけども、ここは流行った物の自己流アレンジが得意なドラクエ、しっかりとドラクエの手触りになってる感じなのが凄い。本家のマインクラフトは目的も何も無くて開始直後から「ご自由にどうぞ!」な訳でいきなり大海に放り出されていたのだが、こちらドラクエ版は割と手取り足取り色々教えてくれて、細かい目標の提示も多くて、全体的に日本人好みのバランスにチューニングされてる印象。見た目も根っこのシステムも似てるけど、実際のプレイ感覚は結構別物に仕上がっている感じ。その辺りは流石にドラクエ。

 ただし、2016年発売のゲームとは思えん程にショボいカメラとか、個数指定ができなくて融通が利かないモノづくりだとか、細かい部分でのシステム面・操作性の部分の詰めの甘さは惜しい。アップデートか何かでカバーしてくれれば嬉しいんだけどね。

掲載日:2016年2月1日
掲載日:2018年4月3日


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