俺の屍を越えてゆけ
メーカー:ソニーコンピュータエンタテイメント
開発:マーズ、アルファシステム
機種:プレイステーションポータブル
発売年月日:2011年11月10日
価格:4980円
ジャンル:RPG


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
8 8 9 8 9 9 8 87
プレイ時間…100〜120時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・プレイステーションのクラシックゲームではあるが、徐々に一族を鍛えていく独特の中毒性は色褪せておらず、ゲーム性そのものは現在でも充分通用する内容。システム面で遊びやすくなるよう改良されている部分も多く、リメイクとしてお手本的な作り。

・プレイステーションのオリジナル版の色合いを残したまま、グラフィック等の演出はグレードアップしていて好感が持てる。キャラクターが2D手打ちのドット画から絵巻をイメージしたトゥーンレンダリングによる3D描画に変更はされているが、独特な雰囲気は維持できており、良いと思う。

・プレイステーション版でン十秒とかかかった長ったらしいセーブ時間が一瞬で済むようになったのはありがたい。

・職業のバランスが良くなった。旧作では『槍使い』の完全下位職に過ぎなかった剣士等もやり方次第で使えるようになったのは◎。その他、拳法家など弱クラスにテコ入れがなされ、使い方によってはちゃんと戦力になるバランスになったのが嬉しい。

・弱い神様も何度も利用することで強くなるので、これまで通過点にしかならなかった神様でもやり込みによっては長く付き合えるかも?(※まぁメモリーカードの256人制限があるんで、結局は無理っぽいんだが、遊びの幅って意味ではそれなりに面白くなったとは思う)
ダメですばい。
・プレイステーション版はメモリーカードの容量全部を使っても足りないくらいだったから理解できるが、今回はその容量の問題は改善できるであろうに、相変わらずメモリーカード1本につきデータ1個しか作れない(よって他にメモリーカードを用意しない限りは1つしかセーブできない)。また、ソフトウェアリセット機能は無いのでやり直すには一旦ゲームを終了して再起動しなければならない。そこは別にオリジナル版に忠実でなくても良かったと思うが。

・ロード時間に関しては若干プレイステーション版より悪くなってる気がしないでもない。また、一部セリフの読み込みが間に合わず、セリフの途中で強制的に戦闘に突入する場面があるのはやや萎える。

・全体としての不満点はそれほど多くはないが、出来れば名前は4文字まで設定できるように改善してほしかったところ。古風な名前とか考えると文字数が足りない事が多々あるので(これは続編のVita『2』でようやく実現したが)。

・クオリティが上がったゲーム部分のグラフィックに対し、ムービーの画質はプレイステーション版そのままなので2011年現在としてはコマが少ない&圧縮かけ過ぎで画質が落ちていてかなり汚い。できればムービーも現在に通用する画質にリマスターとかして欲しかったところ。一昔前のゲームだと「ムービーだけ綺麗でゲーム部分はガッカリ」とか多かったが、このゲームの場合、それと逆の現象になっちまってるのがナントモ…(苦笑)。
感想ですけん。
 音声まわり(声がずれるとか)など一部不満点も無くは無いが、リメイク作としては理想に近い丁寧な作りで好感が持てる。

 オリジナル版の良さを残したままで演出・遊びやすさ等が強化されていて遊びやすくなっている。とは言え、システム回りが改良されてて遊びやすくはなっているが、お世辞にも親切な作りとは言えず、相変わらずシステム重視で単調になりがちな作りでクセも強い。こんなゲームだから絶対好みは分かれそうだが、つい遊び続けてしまう中毒性が何とも言えん魅力であるのも確か。

 「自分に合うかどうかワカランから大金は出せん」って方はPS1版のゲームアーカイブス(600円くらいだったかな?)、多少カネをつぎ込んででも遊びやすくなった方をやりたいって方にはこちらのPSP版が合ってるかも。
 後にプレイステーションVITAで出た続編の『2』が超絶ガッカリ作だった事もあり、『俺屍の決定版』って意味ではこのPSP版リメイクの存在は今でもまだ大きいかもしんない。PS1の元の作品は映像クオリティ的に今遊ぶと古さ・安っぽさは感じてしまうが、こちらPSP版ならそれほど遜色ないんで、「今から俺屍を遊びたい!」って方には一番オススメできる存在な気はする…(笑)。

掲載日:2012年2月27日
更新日:2017年5月1日


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