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北斗無双
メーカー:コーエーテクモゲームス
機種:プレイステーション3
発売年月日:2010年3月25日
価格:8190円
ジャンル:アクション(3D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 4 6 4 6 56
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
あべし!!いいところ。
・キャラクターのモデリングはこれまでの北斗の拳のゲーム化作品の中でも最高級の出来か。原作のイメージを失うことなく、きっちり豪華に仕上げてあるのが◎。

・キャラが死ぬ時、ちゃんと破裂して死んでくれるのは原作に忠実な点と言える。やっぱ北斗はこうじゃなきゃイカンね!!

・「悪い点」で挙げたアニメ版との声優の違いではあるが、思ったよりは違和感は無かった感じ。ま、元のアニメ版から相当経ってそのままの演技が期待できんって事を考えれば、うまく若手を使って経費削減に成功しましたかね?(苦笑)

・おお、画面に表示される文字が大きくて実に読みやすいゾ!!プレイステーション3のゲームとは思えん!!ま、他のソフトでも、始めっからこれくらいの配慮はなされてて当然だと思うけどね。お〜い、このソフトを見習えヨ〜〜。
たわば!!イカンとこ。
・なんと言うか…全体的にモッサリ。基本的なスピードが遅い上に、演出で更にスローモーションがかかる。ちょっと余計な感じがするな。操作してて気持ちいいと思えない。展開的にもただ移動するだけの時間が長いなど、水増し感があるのが気になる。全体的に粗は目立つ。もうちょっとユーザーを楽しませようという、「もてなしの心」が必要だね、製作者側には。

・なんかね…ケンシロウが妙に弱い気がするの。結構雑魚相手にも苦戦するし(全体的に敵カタすぎ)。あと、遠距離攻撃でプスプスダメージを食らい、そのたびにのけぞるのが結構ストレス。我が記憶では「北斗神拳の前には矢は効かぬ」とあった気がするのだが…。

・ボス戦ではトドメを刺す時画面上に特定の順番で素早くコマンドを入力するよう指示が出るが、これがまた厄介。ちょっとでも間違うとボスの体力が半分も回復してしまうのが鬱陶し過ぎ。個人的にはこの手のQTEの反射神経勝負のシステムはキツい。無駄に戦闘が長引き面白くも無い。ボス自体も体力が多過ぎたり無敵時間が長過ぎたりで、戦いは必要以上に間延びしがち。明らかに蛇足。面白さに結びついてないもん。

・操作できるキャラクターが少ない。アクションゲームとしては格段に少ないわけじゃないけど、無双シリーズと捉えるとやっぱり少ない。

・アニメでケンシロウ役をやってた神谷明氏でないのが残念。ご健在なのに。ま、今回の人でもそんなに違和感無いんで個人的にはそこまでダメとも思わんですが。

・キャラクターの造形は力が入ってるけど、その分地形とか背景とかが手抜きっぽいのは無双シリーズ伝統。

・インストール必須の割にはロードがあんまり短くないという。ちょっと首をかしげたくなる仕様。
ホアタタタタタタタ感想。
 どーも、世間様では評判がよろしくなかった模様ゆえ、当方も購入は安くなるのを待ってからにしたが、それが正解であったと思える出来。素材としてはいいものをチョイスしてるのに、料理の仕方がとんでもなくヘタ。

 動きはモッサリで快適とは程遠いし、操作キャラもあんまり強くないのがなんとも。もうちょっと豪快に気持ちよく周りを蹴散らしつつ遊べる内容なら良かったのだが。基本的に攻撃が「ズドン……!!!ズドン……!!!」って挙動が重過ぎて快適じゃないです。その割には敵も必要以上に体力あるして「重い割には威力の無い拳だな!」なんて思えたり。…。「速く重く」ってムリなんかい?それでいて無双特有の豪快さにも欠けるって意味で快適に遊べなくて「無双」って気もしないのよネ…。

 とりあえず、ところどころで原作のシーンが再現されてて「ほぅ、懐かしい…」とは思えても、ゲームとして遊んでて「面白い!!」と感じる場面が少ない。
 これじゃねぇ…定価近くでの購入はオススメしかねますなぁ。

掲載日:2010年10月2日
更新日:2011年7月11日


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 5 7 6 6 63
プレイ時間…20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
素晴らしいですねぇ〜(ハート様風に)
・劇画調の濃い絵柄の原作や、男達の激しい動きが魅力だったアニメ等のイメージに沿うように考えられているようで、本作のキャラクターのモデリングや動き、本作オリジナル技等も雰囲気を崩す事無く作られている。グラフィックのクオリティはキャラゲーの中でも中々のレベル。

・アニメ版北斗の拳が古いアニメという事もあり、多数のキャラの声が本作ならではの声優さんに差し替えられているものの、演技力はどれも良かったと思う。シーン毎に挿入されるムービーも格好いい。

・DLCでまさかの不法者(北斗の拳で全編通じて出てくるザコキャラのモヒカン達が使う技を一つに纏めたようなキャラ)が出てきたのは笑った。技も原作で使われた、笑えるシーンをモチーフに作られた物ばかりで、こういうネタに特化したキャラは個人的には好き。
ぶひ!ひでぇよ〜!!(ハート様風に)
・全体的に動きがモッサリ気味で重々しく、快適に動いてくれない。一つ一つの技のモーションが長めなのも原因で、適当にプレイしてるだけだとコンボがまるで入らない。

・ボス級の敵の耐久力が全体的にやや高めで、ザコ敵も遠距離攻撃でジワジワとダメージを与えてくる敵がやたら多いので、敵との戦いに爽快感がまるで無い。ある程度スキルが整うとザコ敵相手なら快適になるもの、他の無双シリーズほどの爽快さは総じて楽しめなかった。

・ボスを倒す際にはQTEによるボタン入力が必要になっているのだが、失敗するとボスの体力が半分近く回復するというシステム。ただただ冗長さが増すばかりで、かなりナンセンス。

・DLCの値段がやや高い。キャラクター一体辺りの値段も割高だが、コスチューム系は特に値段が高い。クオリティと値段が見合って無いように思う。
ぶふ!感想で〜すよ〜(ハート様風に)
 原作での魅力だった濃いキャラクターデザインや多様な技など、無双シリーズのシステムと極めてマッチしている北斗の拳を題材に作られたのはかなり良い着眼点だったと思う。実際、その二つだけに関して言えば中々の出来映え。しかしながら、それ以外の無双シリーズの面白さだった点を、ことごとく打ち消してしまったゲームシステムが非常に痛い。

 北斗の拳といえば『邪魔するやつは指先一つでダウンさ』のフレーズの通り、雑魚敵は軽く倒していく物語のはずなのに、本作では敵に手こずる事が多く、爽快感や強さといった物がまるで感じられなかった。『無双』との兼ね合いの発想は悪くなかったとは思うのだが、原作での爽快さが無双シリーズ特有の爽快さと上手く結び付けられなかった印象。アイデアは良かったのに上手く実現出来なかった、という意味では惜しい作品だったと思う。

掲載日:2019年3月6日


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