ア 
Elvandia Story
メーカー:スパイク
機種:プレイステーション2
発売年月日:2007年4月26日
価格:7140円
ジャンル:シミュレーションRPG


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
4 5 5 3 3 6 4 47
プレイ時間…40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひのでござる。
・真っ当なシミュレーションRPGで奇をてらう要素が無いので、馴染みやすいっちゃ馴染みやすい。

・ストーリーは正統派の剣と魔法のファンタジーといった感じ。こちらもオーソドックスでクセがなく、馴染みやすいと言えば馴染みやすい(展開が唐突なのと、戦闘パート前のやり取りがムダに長いのは気になるけど)。

・BGMはそれなりに壮大な感じ。

・ボリュームはそこそこ。2周目以降も遊べる配慮があるのは良い(もっとも、ゲームとしては面白いと言い難いゆえ、そこまで遊ぶ気力が持つかはどうかは微妙だが)。
イカンでごわしょう。
・悪く言えば、システムやゲーム全体の流れ、ダメージの計算式、剣・槍・斧の3すくみダメージ補正やクラスチェンジまで「ファイアーエムブレム」のほぼコピー。作る側の力量・やる気が足らんのにモロに同じ土俵で勝負してしまってるせいで万事において絶望的に見劣りするのが切ない。この作品ならではの部分に乏しく、独自性に欠ける。戦闘の際、戦略を組み立てるのに必要なデータ類の表示が無いなど、インタフェース部分の荒削りさも厳しい。他のS-RPGのプレイ経験があるのが前提で説明らしい説明をごっそり端折ってるのも手抜きっぽい気がする。

・ゲームバランスは非常にユルいので、何も考えずに強めのユニットを前に出すだけで反撃で勝手に敵が居なくなる。せっかくシミュレーションRPGなのに頭を悩ます場面が皆無。かつ、シナリオやキャラの魅力も足りんゆえ、見て楽しむ系のゲームにも程遠い。

・イベントシーンではボイスが流れるが、メインのキャラクター以外は声が無いという手抜きっぷりが泣けてくる。入れるなら全員分入れる、入れないなら一切入れない、とはっきりしてほしかったところ。

・武器レベルは剣・槍・斧・弓といった具合に分けられているが、剣ならばさらに片手剣・大剣・曲刀、槍ならばスピア・ランスといった具合に分類が分かれているのがクセモノ。“剣が装備可能と表示されていても大剣は装備できない”など、妙に細かい分類が煩わしく、表示が不親切なのが気になる。

・戦闘の度に3秒程度の読み込みが入るためテンポは悪い(戦闘アニメをOFFにすれば解決するが)。また、出撃準備画面のBGMが短過ぎて安っぽい。また、全体を通してキーレスポンスの微妙な重さがあるのも気になった。

・戦闘のグラフィック、イベントのグラフィックともにチープでPS2のゲームとしては古臭い。キャラクターデザインもいま一つ華が無い。あと、説明書に書いてある年齢に比べ、全体的にキャラデザや声が老け過ぎじゃろ、とは思ったがこれは藤原カムイ先生デザインのゲーム全般で言えるかもしんない。イベントムービーの画質もイマイチだし、ラスボスのヘリウム声はもはやギャグの域。

・倒した相手の武器を片っ端から奪えるのだが、いちいち取捨選択する必要があり、その都度プレイが止まる。勝手に倉庫に送られる、くらいで良かったのでは。
感想じゃ。
 うん、まぁ…見事に劣化ファイアーエムブレム。シナリオ・快適性・演出・シナリオの全方位が薄く広く全般的にダメ系のゲーム。ただ、どこか致命的に破綻してる要素は無いんで、巷で言われてる程ヒドイ内容ってワケでもなく、一応遊べる事は遊べる(つまんないけど)。

 設定部分だとか微妙な演出だとか、どっかネタ的な要素が多いって意味では、いろいろと楽しい系のクソゲーかもしんない。

掲載日:2008年7月29日
更新日:2018年7月31日


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