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F-ZERO FOR GAMEBOYADVANCE
メーカー:任天堂
開発:任天堂開発第一部、NDキューブ
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2001年3月21日
価格:4800円
ジャンル:レース


広告(良かったら買ってくれぃ)
 
GBA版 WiiU-VC版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 9 9 7 9 8 89
プレイ時間…500〜600時間以上
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひ!良ひぞ!!
・携帯機ながら、内容は本格派。操作するマシンが回転機能を駆使して描かれたことによりスーパーファミコン版『F-ZERO』以上のグラフィックを実現している。画面が小さいから見た目で損してるが、「ショボい」とか「おんなじ見た目に見える」って理由だけで敬遠するには勿体ない程の完成度(逆に言えばその点でちょっと損してるのは否めんかな)。

・スーパーファミコン版ほど操作感がシビアではなく、コーナリングも大概のマシンではアクセル連打(=ブラストターン)で切り抜けられるため、比較的慣れやすいと思われる。もちろん、アクセル連打でボタンを離すほど減速幅は大きくなるため、より速く走るにはなるべくアクセルをオンのまま走った方が良い。どこのコーナーで、どのマシンならアクセル全開で抜けられるか?…とか突き詰めていくのが楽しい。

・マシンの台数は10台。マシンの種類自体は前作のニンテンドウ64『F-ZERO X』の30台よりは少ないのだが、1台1台の個性がハッキリしているのが嬉しい。

・ハードの音源はスーパーファミコンよりショボいと思うのだが、それを感じさせないBGMの良さがある。方向性はこれまた『X』とは異なるが、こちら『FOR GBA』は初代に通ずる良さがある(実際、初代F-ZEROと同じ作曲者が担当されとるってのもあるが)。

・ゲームモードの充実度という点では今までのシリーズと大差ないが、グランプリ、タイムアタックともどっぷりはまれる奥深さや魅力はある。よく練り込まれたレイアウトのコースもそこそこあり、攻略しがいがある。特に、タイムアタックでタイムを縮めていく面白さはスーパーファミコン版に匹敵するものがある。
イカンぜぇ。
・ボタンの少なさのため、操作性はスーパーファミコン版よりも劣る。キー配置を変える事ができるのは良いのだが。

・全体的に画面の暗さが目立つ。バックライトのあるゲームボーイアドバンスSPが出た現在は気にならないが、このソフトが出た初期の頃のGBA本体は液晶がどうにも暗く、かなり辛かった印象。本作の場合、全体的に黒っぽい色使いの箇所が多いだけに余計にな。

・任天堂のレースゲームでは珍しくないのだが、相変わらずのCOMマシンのインチキ挙動。グランプリマスタークラスでは当然の如くCOMマシンがプレイヤーの出せない速度(500km/h以上とか)で抜き去ってくのが人によっては「なんじゃそれ!?卑怯だァ!!」要素になり得る。

・極めると最後の隠しマシン『ジェットバーミリオン』一強になってしまうのはバランス的にはちょっと残念かも(横に滑らせる走法でダントツの強さ)。また、最初から使える4台のマシンの性能がショボ過ぎる。マシン別にランキングが記録できればそんなに不満に感じなかった気もするが。

《スコアには反映してないがふと思う点》
・『初代』に引き続き思う事。全体的にグランプリでの敵マシンの動きが不自然。2周目に入った途端、1周遅れのマシンがゾロゾロいるって、おかしいような気がするのだが(ツッコんじゃダメかな…)。
感想ですがな。
 F-ZEROの生みの親である任天堂・清水一伸氏の手によるF-ZERO新作(※N64版『X』は別チーム制作なので氏は携わっていない)。
 スーパーファミコン版の初代『F-ZERO』とぱっと見では見た目があまり変わらないため損している部分もあるのだが、中味は完全新作で完成度も一級品。この作品が出た当時、筆者アルツは任天堂ホームページにて開催されていたタイムアタック大会に入賞すべく、連日鬼のようにやりこんでおったなあ(転んで頭突きでゲームボーイアドバンス本体の液晶を割ったのもこの頃)。発売からかなり経った現在でもたまに遊ぶのだが、一度ハマるとなかなかやめられない魅力は未だ健在。

 操作自体はシンプルでも難易度は高めゆえ、誰でも楽しめるというわけにはいかない気はするが、ストイックに自分の記録を伸ばすことに喜びを感じられる人なら楽しめる内容だと言えるでしょうな。現在では千円以下で買えるのも魅力。
 個人的にはアニメとのタイアップ作の他の2本のF-ZEROよりもこっちがオススメ。『CLIMAX』は出来は悪くないのでそちらもしっかり遊べるが、『ファルコン伝説』は内容が完全に手抜きなんで、買うならこの『for GBA』かGBA三作のラスト『CLIMAX』のどっちかにした方が無難ですぞ。

掲載日:2004年7月16日
更新日:2019年2月19日


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 8 7 8 8 82
プレイ時間…50時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
YO!サイコーだYO!
・スティックの微調整による走りや、サイドアタックによる敵機の破壊などの戦略性があった64の時と比べると、初代のスーファミの原点回帰ともいえるようなゲームシステムになった。64のXの時からは元に戻り、スーファミ初代の時のように平面のコースを走るようになったが、見た目はシンプルながらも堅実な走りを楽しむ事が出来る。

・スピード感を疎かにせず、目まぐるしく動くグラフィックも中々のもの。遠景やマシンの細かな動きまで細かく動いていて躍動感がある。

・使えるマシンやコースも様々な特徴に富んでいて、奥深い。マシンの強弱も存在するが、マシンごとに使い方も大きく異なるので、使い分けていてもありきたりな感じはしない。

・ロック調のアツいゲームBGMもステージの雰囲気に合っていて良い感じ。GBAながら広い音幅で作られているのも良かった。
Oh…ダメなんだYO!
・画面がやや暗く、バックライトが搭載されていない初代ゲームボーイアドバンスでは見辛さを感じる。今でこそ初代GBA以外のハードを使えば明るい画面でプレイ出来るので快適にプレイ可能だが、発売当時は画面が暗い初代GBAしか無かったので、この環境に苦労した人も多かったかもしれない。

・時代背景が変わった事もあり、前二作までに出てきたお馴染みのステージやキャラクターが出てこない。ゲームの本質だけで言えば変わらないのだが、前作までの設定があまり出てきてくれないのに寂しさもあった。
Yeah!コメントだYO!
 ゲームボーイアドバンスのローンチタイトルながらも中々の描写性能やしっかり作り込まれたゲームバランス等、丁寧な作りに仕上がっている。前作の立体的なコースを走るXと比べると、平面のコースを走るようになり、初代F-ZEROに近い仕様になった印象。画面上でのド派手さは流石に薄れるが、しっかり作り込まれている事もあり堅実かつ奥深い走りが楽しめた。

 見た目の地味さが後を引くが、GBAのレースゲームの中でもストイックかつアツくなれるゲームと言えそう。

掲載日:2019年2月19日


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