ニュー・スーパーマリオブラザーズ
メーカー:任天堂
開発:任天堂 情報開発本部
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2006年5月25日
価格:4800円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
76
プレイ時間・・・17〜18時間
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
ぐぅれいと!!! ぶぅぶぅ
・派手さや目新しさは皆無である。しかし、グラフィック・サウンド・ステージ構成・オマケ要素などなど、随所に丁寧さが際立つ内容となっている。安心して遊べる。

・パワーアップアイテムがこれまでよりもたくさん配置されていたり、敵の攻撃がそれほど激しくなかったりするなど、随所で難易度が低く抑えるための工夫が盛り込まれている。長くゲームから離れていた熟年ゲーマーや初めてマリオを遊ぶような小さなお子様でもちょっと操作に慣れればクリアできる・・・かどうかまでは保証できんがそれなりに遊べるであろう。近年複雑になり過ぎたアクションゲームの中で、敷居を低くすることに対しての工夫が多く見られるのは評価できると思う。

・ワシのようなシリーズのマニア・オタクの類の連中はハードの性能を存分に活かしたギミックを楽しむのが吉(笑)。懐かしい仕掛けもリニューアルされてて意外と別物になってたりもします。そういったちょっとした過去作品との違いを探したりしながらチマチマと遊ぶのが意外と楽しかったりします。

・ミニゲームはソフト1枚で4人まで遊べる。質はあたりありはずれあり、といった感じだが数はそこそこ。どれもそれなりに暇潰しになるのが良い。
・操作感覚がモッサリしてるのが気になる。スピードに乗ると勝手に滑り出す甲羅マリオもヤバい。使いどころも殆ど見当たらず、「穴に落ちたら即死」のこの作品向けの変身ではない。

・セーブは砦や城をクリアしないとできない仕様。なぜ今時そんな不便な仕様にしたのか理解に苦しむ。2週目以降はマップ上でいつでもセーブ可能だが、それができるなら最初からそうしてYO!・・・て感じ。ニンテンドーDSはスリープ機能(本体を閉じて一時中断できる機能)があるためそれほどイタイ欠点ではないはずだが、気分的には非常にヨクナイ!

・難易度が低い。ワシのようなシリーズ初期からの常連さんにはやや退屈な内容になっているような気が。しかし普段ゲームしない人にはこの内容でも難し過ぎるだろうし。ウチの親にやらせたら最初の面で投げ出すだろうしね。アクションゲームのバランス取りって難しいねぇ。この手のジャンルの作品って万人に満足してもらうのにはムリがあるのかも。幅広く受け入れられるであろう分、大満足って人も少ない、みたいな。んーでも、難易度よりも緊張感の無さの方が問題かも。簡単でも楽しめたアクションゲームだってあるからね。

・一応「3」や「ワールド」並のステージ数はあるのだが、10年以上前の作品と同程度じゃさすがに満足できない。内容自体もかなり前時代的だし。他にも1人で遊ぶときはマリオとルイージの性能が異なる等のプレイに幅を持たせる配慮は欲しかったところ。

・クッパJr.がクッパよりも明らかに目立ってるのはどうかと。他ンとこは忠実にマリオ1の雰囲気を出そうとしてるのに、こういうとこだけ中途半端に新しくしちゃって、なんか違和感あるのよねぇ。
感想じゃい
 「スーパーマリオブラザーズ5」ではなく「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」というタイトルが表すとおり、元祖「スーパーマリオ」の延長上にある感じ。ハードの性能を存分に発揮し、かつ「3」をベースにしながら元祖「スーパーマリオ」を再構築したという印象の内容。目新しさや感動などとは無縁なのが残念だが、丁寧な作りは好印象だ。とは言え、全体的に緊張感やスピード感に乏しく、スリルに欠けるのが残念であり、個人的にはこの作品のような内容ならば、まだ普通に「マリオ5」を出してもらった方が数段うれしいのだが・・・、それも期待薄か。任天堂にとって、ごく少数になってしまったであろう古参のマリオファンはもはやそれほど重要じゃないのかもね。それを痛感させられた作品でした。
 まぁ、古参の現役ゲーマー以外には良い作品であるのは間違い無さそうな気もする。難易度やボリュームが抑え目で手軽な印象。そういった特徴からも新規層を狙った「タッチジェネレーション」の作品群にカウントされてるのがよ〜く分かる気がするな。ファミコン・スーファミ以降久しくゲームから離れて「脳トレ」で復帰したオジサン・オバサン、そして「横スクロールのマリオなんてやったことないヨ」というお子様の方が楽しめるでしょう。

掲載日:06年5月29日
更新日:06年6月8日


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