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マリオゴルフ ワールドツアー
メーカー:任天堂
開発:キャメロット
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2014年5月1日
価格:4571円
ジャンル:スポーツ(ゴルフ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 6 8 9 7 76
プレイ時間…70〜80時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
イヤッフー!ハハー!(注:よろしいと思われます)
・プレイした感覚自体はキャメロットゴルフの過去作とあまり変わらず、安定の出来。10年も間隔が空いた割には新しいゲーム遊んでるって実感とか刺激があまり無いんだが、それにも拘わらずどっぷりと数時間以上だとかぶっ続けで遊んでしまうのは熱中度が高い証拠とは言えるのかも。安定かつ遊びやすい作りでよろしいです、ハイ。

・大会モードは地味ながら熱中する。ま、他人のゴーストが表示されるとは言え、他人と一緒にラウンドするでもなく実質的には自分一人での「自分との闘い」に終始するわけなんだが、失敗できない緊張感とか、なかなかのスリル。任天堂のゴルフだと25年以上前から通信を利用した大会とか行われてきたけど、途中経過を逐一確認できたり追加投資ナシで手軽に参加できたり、ここへ来てようやく実を結んだ感がある。

・1コース通して遊ぼうとすると結構時間がかかる。かと言ってショットの飛ばす演出自体を飛ばして飛ばす興醒め。そういう意味では通常とデモカットの中間である早送りができるようになったのは◎。

・ハンディキャップの採用とかはシリーズ初かな?トーナメントとか回ってその成績で数値が上下する。数値で自分の腕前がダイレクトに評価されるので励みにもなる。

・他のゴルフゲームに比べるとパワー決定のバーの動きがやたら早いのでタイミング取りは実はシビア。気を抜くととんでもないヘマをやらかしてしまったりもする怖さがある。ただ、慣れでどうとでもなる範囲内だし、インパクトが楽なタッチ操作も用意されているので自分に合った操作法を選べるのが良し。

・ゲームキューブの前作は短距離のパッドのパワー調整がやたらシビアでオーバーしやすかったが、今回は妥当なラインに落ち着いた。また、立体視で距離・傾きを判断しやすくなったのは地味に嬉しい追加点と言える。

・過去作は慣れてくるとオフラインのCOM参加の大会で取りこぼす事は無くなるくらいユルかったし序盤は飛ばすのに終盤連続ダブルボギーで失速するとか変なスコアの刻み方をしていたが、今回は意外とマトモでしんどい。後半伸びてくる場合もあったりして、-2〜-3程度だと優勝をさらわれる可能性があったり、意外と気が抜けない。実質的に兄弟シリーズにあたる「みんなのGOLF」(1のみキャメロット作、2以降キャメロットから独立したスタッフが製作、キャメロットはマリオゴルフに移行)の「6」みたいなコース自体がオニで心を萎えさせる鬼畜難度って訳でも無いので、やり込み次第で何とかなる手応えとでも言うか。まー、難易度に関してはプレイヤー次第で良くも悪くも感じると思われるんで、一応、悪い点側にも掲載。

・他のマリオスポーツ系のゲームと比べるとお堅い内容で最低限の知識とかは要るわけで、その分敷居は高い。けれども、ゲーム内で用語解説とかあるし、手探りで遊んでも上達を感じられる作りにはなっており、その辺りの配慮は流石だな、と思える出来。
マンマミーア。(注:なんてこった)
・カメラ操作が融通がきかないなァ…と思われる点が少なくない。前作のカメラは玉の予測弾道に沿ってしか動かないが、上から見下ろしやすいというメリットはあった。今回のカメラは高さを自由に変えられないので空中で障害物にぶつからないか分かりにくかったりする(ぶつかりそうだと警告音がぶーぶー鳴って知らせてはくれるけど、どの地点でどうぶつかるかが見えづらい)。まぁ普通にゴルフするだけなら別にそんな自由にカメラ動かせなくても難儀しないんだけど、今回はコインショットとか言ってコースの変なところに隠されてるコインを回収するモードとかあるもんで、そこでカメラの融通の利かなさが問題になってくるんだよなぁ、コインモード難度高いしね。

・プリンセスクラブモードは従来の携帯機マリオゴルフの育成RPGパートにあたると思うのだが、自由に動ける場所の多さに対してイベントがスカスカでキャラの台詞もパターンが少ない。せっかくRPG仕立てになってる割に密度が薄いせいで、広い分かえって退屈になってしまってる感あり。

・大会参加でネット接続するとその度に30秒だとかやたらめったら長い待ち時間が挟まれるのは×。一応初代マリオ1チックなデモ画面が出て暇さは軽減されてはいるけど、30秒クラスともなると誤魔化しようがなく、長いもんは長い。自分の結果のアップロードのみならず閲覧するだけでこの待ち時間だから、こう言う痛い欠点に出くわすと「やっぱ任天堂ハードはネットサービス関連はヘボい…」と思わざるを得ず。この部分は何とかして欲しかった。

・色々とコスチュームやボール・クラブなどのアイテムが用意されていて、着替えて装備する事で飛距離やコントロール性能などのパラメータを変化させられる。ただ、これができるのがMiiだけってのがちょっと寂しくもあり、結果性能をいじくれるMiiばっか使う事になり『Miiゴルフ』になっちゃってる感も…。流石に服を着替えるのは駄目でも、前作であったようにマリオキャラでもボールとかクラブの持ち替えくらいはやらせてくれてもいいじゃんとか思っちゃうのはワシだけですか?

・やたら同じ効果の装備品が被るのが残念。種類自体が多い訳ではないのに、全く同じパラメータの装備が5種類以上あるとか、もうちょい何とかならなかったのか?装備ごとにちょっとずつでいいから値が変わってた方が着替える楽しみがありそうなもんなのになぁ。

・過去作に比べゲーム内大会でのCOMプレイヤーの設定値が強い。優勝にはイーブンくらいだと足りず、最初っから-5〜-6程度要求されるのはちょっとシビアと言えるかもしれない。チャレンジモードもタイム設定や目標値がかなり辛口に設定されているので、人によっては心が折れる恐れあり。

・コース数自体は多いとは思うが、アイテム有りの遊びコースの方が多い。個人的にはオーソドックス系コースをもっと増やして欲しかったが…。

・ファイアーエムブレム覚醒で味をしめたか、発売日当日からDLコンテンツが用意されてるってどーなの?値段高くしてもいいから最初っから中身に含ませろよな〜…。6800円でも良いから全部入りにしろっての(怒)!!(ま、パッケージ代に含めるとメーカー側が全部取れる訳じゃないから出した分ほぼ全額取れるであろうDLの方が美味いんだろうけど)。この部分はどう巧く誤魔化されても印象良くないんで、課金DL要素があれば何かしら多分文句は言ったでしょうね(苦笑)。
イッツミィィーー、マァーーリオ!
(注:感想と仰せだ)
 キャメロット製マリオゴルフとしては実に10年ぶりの新作。携帯機のリリースだけど、GB→GBAであった育成RPGパートは今回収録されておらず、どっちかと言うとGBAではなく64→GC「ファミリーツアー」の流れを強く汲んだ内容って感じかな。出来としては大安定で遊んでてそれほど刺激を感じない内容なんだけど、その割にはぶっ通しで10時間近く遊んでしまったりしたんで、見た目に反し(←失礼)、意外と熱中度の高い作りって事なんでしょう、喜ばしいこっちゃ!
 ただ、オンライン大会の参加・成績アップロード・途中経過閲覧に際し30〜40秒クラスの長ったらしい待ち時間が発生するのは何とかして欲しかった。《追記》大会部分をメインに遊ぶようになってくると、余計この部分が鬱陶しく感じてしまった。過去作にあった育成モードが無い本作ではある種メインモードとも言える要素なだけに、もうちょい快適に遊べる仕様であって欲しかったところ。

掲載日:2014年5月5日
更新日:2019年1月9日


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