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縮緬任天堂研究所


《ニンテンドースイッチ絡み》
No.8 スイッチさん発表+FE Directを終えて
〜振り返ってもろもろ考えてみる


 13日のプレゼン、昨日のFEダイレクト等終わってちょっと冷静にスイッチさんを俯瞰してみると…やっぱアレだな。以前何度か言った『任天堂ハードの攻め守り理論』(≒攻めと守りが基本的に交互に来る)で言えば、やっぱ『守り寄りってか、腰が引けた逃げ属性』って印象から変わりはないな。ファミコン(攻め)→スーファミ(守り)→64(攻め)→GC(守り)→Wii(攻め)→WiiU(守り)と来て、従来の流れからすれば、次は奇抜で前機種からの流れを変える攻めターンだったハズだが、スイッチさん、どうもやっぱりその法則に当てはまらない。
 …と言うよりはスイッチさん、ハードのコンセプト(更には出るソフトの傾向)からして『WiiU完全版』そのものであり、WiiUは任天堂の当初の想定よりも早くくたばってしまったが故の結果なのかもしれんけど。


 あと気になったのが、スイッチさんのソフトの展開である。ちと思ったのが、なんと申すか、ソフトのラインナップの傾向が違うのよなー。DSやWiiで出してたような実用・非ゲーム系はバッサリ切って、ゲーム好き(しかも古典主義やニンテンダー)にターゲット絞り直した印象を受ける。これ、地味だけどかなり大きな変化だと思う。従来のライト層・非ゲーヲタに媚びた路線からゲームらしいゲームに絞ったソフト編成になってる辺りは興味深い。 今後の任天堂の進む道を占う上で結構でかい事象な気はする。
 DSやWiiブーム期みたいに非ゲーマーにばっか擦り寄って冷遇された傍流ゲーヲタでニンテンダーのわしとしては願ったり叶ったりの路線だけど…不安もやっぱなくはない。 逆に言えば当たるかどうか判らんけど当たったらブームと化すDSみたいな社会的なブームになる見込みはほぼ消えた気はする。



 その辺は任天堂がスマホに進出したからこそ割り切れたのやもしれんけども。 もしくはそれ以前、3DS/WiiU初期でDS/Wiiブームを担った物の続編がことごとく滑ったのがゲーム路線に回帰した一番の理由なのかもしれんが。思えばあのブーム時の客を固定客にする事は殆どできんかったな。
 DS/Wiiブーム期間ってのは投資家なり経済誌なり的には任天堂の最盛期って言う事が多いけど、わし的には逆に思えるのよな。そのブーム期間こそが現在の任天堂の低迷の原因だったという
 ゲームに興味の無い一般人に媚びたは良いが、その客を固定客に育てる事はできず。一方で、従来のゲーム好きは放り出してロクにゲームを出さず客離れを招いた。 今にして思えば、結局あの時のブームってのは着々と任天堂の固定客を減らすだけの期間だったとしか思えん。そりゃ今、苦戦もするわな(苦笑
 そういう意味では固定客になる見込みの少ない非ゲーヲタ層は一旦置いといて、ゲーム好きに訴求する物にシフトしたスイッチさん路線ってのは、まぁ堅実と言えば堅実なのかもしれん。 出だしのラインナップが貧弱過ぎる事とか色々不安点も多いのだけど。


 ただし、「ゲーム好きに重点置いた」とは言え、スイッチさんはPCやPS・箱を好むユーザに訴求力があるハードには思えん点はネックかもしれんな。元からして「ゲームファン、ただしPCとか性能重視のゲームを好む層は眼中にナシ」となると、ターゲットがやたら狭い範囲に留まってる気がする点はいささか不安を覚える点ではあるが。


 まぁ極端に言えばゲームキューブくらいしか売れなくとも、ちゃんと商売が成り立ち、任天堂もスイッチさん買う客側も幸せって感じられればそれで良いと思うんだけどな。もっとも、それ止まりだと間違いなく経済誌には不振って叩かれるだろうがね(苦笑



 ゲームキューブの時はゲームキューブ単体でもしっかり黒字だったらしいから、まずはスイッチさん、低めのハードル、『目指せ!ゲームキューブ』だな! とりあえず前機種であるWiiUは明らかに不完全燃焼だったからWiiU超えは当然だし、ゲームキューブくらいは楽しませてくんないとわし的にも困るぜぃ(苦笑

(2017/1/19発言、2/2掲載)


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